2016年産小麦の栽培風景をお届けします。

村山うどんの会で取り組み続けている武蔵村山産小麦の増産プロジェクト。
農家さんであり、村山うどんの会の手打ちうどん師範でもある「石川園」の農園主・石川さんの手により、今年も立派な小麦が育ちました。

石川さんが育てる小麦は、石川園で種を採り、同じ土地で育て続けている在来種。
うどんに豊かな風味と褐色の色合いを醸し出す赤小麦に類しており、村山うどんの会で提供している、販売用のオリジナル半生麺、イベント用の冷凍麺、手打ちうどん教室用のうどん粉などすべての商品に使われています。

種まきから麦踏み、麦刈り、脱穀、天日干し、そして製粉。
どれだけ手がかかっても、うどん店で、うどん教室で、ご家庭で、おいしいうどんでみんなを笑顔にできるように、ひとつひとつの工程をそれはそれは丁寧に進めてくださっています。

そんな石川さんが温かな目で見つめ続け、コツコツと撮りためた小麦たちの姿をぜひご覧ください。
そして、新しい粉で打つおいしい村山かてうどんを、今年もどうぞお楽しみいただけたらうれしいです(*^-^*)


「耕耘〜麦蒔き(種蒔き)」2015年10月28日
晩秋から初冬あたり、だんだんに寒くなってくるころ、小麦の栽培は始まります。




「発芽」2015年11月4日〜12月5日
ちいさな命が顔を出しました!
すくすく育つ小麦たち。元気に育ってね。

 


「麦踏み」
<1回目>2015年12月26日 <2回目>2016年1月16日(写真左)
<3回目>2016年2月15日(写真右)
踏まれても、踏まれてもまた起き上がって、もっと強く強くと育つ小麦。
真冬の寒さ厳しい麦畑で、石川さんの思いが麦たちを鍛えていきます。

 


「中耕(除草)」2016年3月16日
ようやく春だなぁ(^-^)
なんて暖かな日差しを楽しむ一方で、畑に育つ雑草たち。こちらも麦に負けじとなかなかの元気っぷりで;;
無農薬栽培をしている石川園の小麦は、手作業によって大切に育まれていきます。




「出穂」2016年4月8日
穂が出ました!
稈長70cm。
もうすこし。もうすこし。

 


「開花」2016年4月20日
稈長90cm。白い付着部が麦の花です。
この姿に会いたくて。本当にすてきな画(*^-^*)




「麦刈り直前」2016年5月18日〜28日
いっぱいに伸びた麦が黄金色に変わっていきます。
踏まれても、踏まれても起き上がって育った麦たち。その立派な姿に感動します。
もうじき刈り取りです。

 

 


「麦刈り」2016年6月2日
麦刈りのあとの畑。ちょっとさびしい。
石川さん、麦刈りに大忙しだったので麦刈り作業の写真は・・みんなで思いめぐらせましょう(^_-)

 


「天日乾燥」
敷地いっぱいに何枚もの“むしろ”(いまでは手に入りにくくなった貴重品です!)を広げ、脱穀した麦粒を3日ほどかけて天日干しします。
一日に何度も天地返しをし、雨が降り出したら大急ぎで取りこみ、雨があがればまた広げる。
水分含有量が基準値に達するまで続く、おてんとうさまとにらめっこしながらの作業はとても重労働で本当に大変。
でも、機械乾燥に頼らず、こうして手をかけて丁寧に天日干しをするから、石川さんの小麦はおいしいのです。

 


「唐箕による風力選別」
唐箕(とうみ)とは、風力で穀物を選別するための農具で、脱穀したあと、籾殻や藁屑を風によって選別します。
石川園では、製粉前までのすべての工程をこうして手作業で行っています。
愛情をこめて育てるというのはこういうことなんだと実感します。
大切に扱われた麦粒が小麦粉になるのももうすぐ。

 


「保管」
これから1年間、粉になるのを待つ麦粒たちを保管するのもとても大切な仕事。
袋詰めされた麦粒を穀物用の保管庫に収め、害虫や野生動物から守りながら、温度・湿度を適切に保ちつつ管理しています。

「小麦増産プロジェクト」の名のとおり、今後武蔵村山産小麦を増産していくためには、作付のことだけではなく、こうした保管などの課題にも取り組んでいかなければなりません。
園内でここまで責任をもって行ってくださるのは、会の創設から村山うどんの会の活動に携わり、村山かてうどんの歴史を見守り続けてくださっている石川さんの思いひとつだと思います。
いつも頭が下がる思いで、感謝の気持ちはもちろんなのですけれど、それだけでなく、武蔵村山産小麦を守り、増やしていくためにわたしたちひとりひとりができることを、これから真剣に考え続けなければならないと、思うのです。

 




***石川さん、今年の小麦栽培も本当にお疲れさまでした。
そしてたくさんの写真とレポートをどうもありがとうございました(*^-^*)

ここから先、石川さんのところで待ってくれている小麦たちをうどんにしてみなさまのところまでお届けするのはわたしたちの仕事。
どうぞお楽しみにお待ちください!



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