2018年産小麦の栽培レポート【前編】をお届けします。

村山うどんの会では会の設立より12年間、「小麦増産プロジェクト」と銘打ち、武蔵村山産小麦の増産を目指した活動を続けています。

村山うどんの会の活動を支え続けてくださっている石川園農園主の石川さんと、昨年から着任した専任担当者が中心となって農作業に取り組み、会員店による援農会や会員を交えた季節イベントなども交えつつ小麦作りの様子をお伝えしていきますので、今年度も本プロジェクトへのご協力とご声援をどうぞよろしくお願いいたします!

中原借用地整地

 

2017.8.6
いよいよ2018年産小麦栽培の準備が始まりました!
小麦増産に向けて、昨年度は同じ作付量でも収量増が見込める品種に変えましたが、今年度は合わせて増反もする事でさらに収量を上げる取り組みを進めて行きます。

ということで、従来耕作してきた中原の畑の隣の休耕地を借用し、合わせて3反の畑で小麦を作っていくことになりました。
長く使われていなかった土地は除草をはじめ数々の作業を行なわないと農地として活用するに至らないため、石や木の枝などを取り除き、トラクターで耕耘します。

中原借用地茶の木剪定

 



2017.9.3
整地に続いて、畑の効率的利用の妨げとなる、畑内部にはみ出していた茶の木を地主さんの了解を得て剪定しました。

牛糞散布および手作業による牛糞粉砕

 

 

2017.9.18
畑のベースとなる肥料を投入!
畑に満遍なく広げた後、塊になっている部分は手作業にて粉砕しました。村山うどんの会会長も駆け付けてくれて、とても大変な作業でしたが3人でなんとかやり切ることができました。
会長、ありがとうございました!
石川さんも近い将来機械化して行きたいとおっしゃるほどの大変な作業でした…(*_*;

中原借用地耕耘

 

2017.9.19
前日に満遍なく広げて粉砕した牛糞を、トラクターで耕耘する事で土に馴染ませて行きます。

今後の増産計画書を作成



2017.10.5
増反に際して、行政機関を通し農地を借りるための準備をすすめています。
石川さんが改めて認定農業者の申請を行うことをお申し出下さり、これは今後何年間もの長期に渡って小麦増産に向けた取り組みを続けていくための大きな足掛かりとなることなので、村山うどんの会としてとても有難いことです!

今年度を含めた5ヶ年の計画を立てて認定農業者の申請をするので、必要となる手配や工程、種や肥料、農業機械、従事者など様々な側面からの検討を行い、書類にまとめました。
といってもまとめたのは石川さんで、僕はまた新しいことをいろいろ教えていただきました。
これで今後もさらに増反ができれば、畑が増えることでより多くの援農が欠かせなくなるので、小麦とうどんと武蔵村山を愛する皆様のご協力をどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

茶の木剪定及び木の伐採

 

 

2017.10.30
中原の借用地は、休耕していたため風防になる茶の木が畑まで伸びており、畑の端まで耕すのに邪魔になっていたので十分に耕す事が出来る所まで刈り取りを行いました!
茶の木は横に広がった枝が地面につくとそこから根を張るので、その根を掘り返すのに苦労しました(;´д`)
その甲斐あって、境界の為に植えられた「ウツギ」がしっかり顔を出しました(^O^)
また、無用に大きく育ってしまった木もチェーンソーを使って伐採しました。
倒したい方向に先ずはくさび状に切り込みを入れ、次に反対側から切り進める事で、チェーンソーが木に挟まれずに切り倒す事が出来ます。
初体験でしたが、思いの外上手くいって良かったです!

【ウツギとは】
・5月から6月にかけて咲く白い花は、派手さはないものの清楚なたたずまいであり、万葉集にも登場するなど古くから日本人に親しまれる。唱歌「夏は来ぬ」では「卯の花の匂う垣根にホトトギス〜」と歌われるが、花に香りはなく、純白の美しさを詠んだものと考えられる。
・写真のように幹や枝の中心に「髄」がなく、空洞になっていることから「空木」と名付けられた。別名ウノハナは、卯月(4月)に開花する「ウヅキノハナ」から転訛したもの。
・かつては敷地の境界線に植える「境木」として使われることが多かった。
・ウツギの枯れた枝や幹は腐りにくいことで知られ、木釘の材料に使われた。
(植木図鑑 植木ペディアより抜粋)

秘密兵器降臨!?



2017.10.30
今日は、秘密のベールに覆われ全貌は確認することが出来なかったのですが、昨年にはなかったマシーンが\(◎o◎)/!
次回、こちらもレポートしたいと思いまーす!

播種(種蒔き)

 

 

 

2017.11.3
前回畑にきた時は確認する事が出来なかった秘密兵器の全貌が明らかになりました!
昨年、石灰を畑に入れる際に活躍していた管理機にローラーを付けて、今年は畑の鎮圧を行いました。

昨年まではこの作業工程はありませんでしたが、多収を目指す上で播種時の深さがとても重要である事を学びました。
耕耘した後にしっかりと鎮圧する事で種を播く深さを均一にする事ができ、尚且つ狙った深さにする事が可能になりました。
お陰で今年は発芽率が良いとされる2-3cmに種を播けたので今後の発芽と育成に期待が高まります!

今回、僕がお手伝いさせて頂いたのは、縄ずりをしてシーダーで種を播く所までですが、この日までに、昨年同様基肥は事前に石川さんが畑に入れて耕耘をして、鎮圧までを済ませて下さっていたので3反(30a)に増やしましたが、明るいうちに作業を終えることができました。

今年作付けする品種は、農林61号にしました!
品種が色々とあるのでブランドを認定するものかと思っておりましたが発芽を保証する事も含まれている事を知り驚きました。

ご馳走様でした!

 

2017.11.3
種蒔きをする事を知った石川さんの同級生の大貫さんが、この日援農してくださいました。
そして、ご自身でも小麦を作られている方なので今年取れた小麦で自らうどんを打ち煮込みうどんを振舞って下さいました!
一緒に煮込まれたお野菜も全て自家栽培したものを使い、まさに地産地消の最高の差し入れでした(^○^)

村山うどんの会からもあさこお姉さまが、村山産の梨や姉妹都市の栄村産の葡萄や柿を持って足を運んでくださり激励して下さいました(≧▽≦)
小麦畑で最高のおもてなしをしてくださったお二方に感謝、感謝です!ご馳走様でした。

発芽

 

2017.11.11
種を播いてから8日目にして可愛らしい芽が出ましたー(^O^)!
昨年より、播種量を減らし一本一本の茎を太く育てる方針にしています。今の所、その減らした感じは実感するほどではないですが、これからの成長を見守りながら昨年との違いを感じられたらと今から楽しみです。

経過観察

 

 

2017.11.16
播種から約2週間経ち畑の様子を確認してきました。
どの畑も約7-8cmの背丈で、やはり播種の際に鎮圧して種の埋める深さを揃えた効果が見て取れました(o^^o)
1メートルあたりの出芽数は約40あり、石川さんによると目指していた出芽数より多く倒伏の心配があるとの事でした。

僕には現段階では想像が出来ませんでしたが、流石石川さんと改めて尊敬しました!
自然が相手だから、その年によって出来が変わるのは当たり前と思っておりましたが、出来上がりを想定して作付けする事を新たに知り農業の奥深さを実感しました。

経過観察及びちょっぴり除草

 

2017.11.26
前回の経過観察から10日経ち再度経過観察にやってきました。
全体的に10cm前後に生育しており約2-3cm程伸びていました(⌒▽⌒)
しかし畑全体を見渡して見ると、朝と夕方日が低い時に一部日陰になって日照時間が少ない場所は、背丈が日向と比べ2-3cm短いことに気が付きました。お日様の力は偉大ですねー

そして、今回は経過観察したついでにちょっぴりだけ除草を行いました。
師匠である石川さんの教えでは無駄な草は畑に訪れる度に取り除く事が育って欲しい作物に栄養を無駄なく与える事に繋がるとの事でしたのでちょっぴりですが除草もしてみました。
4時間半一心不乱に休みなく作業しましたが、1反ある畑の3分の1程しか除草出来ませんでした(汗)
昨年石川さんが「援農して貰えることが夢のようだ」と仰っていた言葉を図らずも身にしみて実感しました。

ところで、除草とはいえ、その除草した草の正体は大半が小麦の発芽した芽でした。これはおそらく収穫の時に取りこぼしの多かった殿ヶ谷の畑なので、畑に残っていた麦粒が発芽したのだと思われます。
こういう体験をすると折角実った麦粒をしっかり収穫出来ないと翌年の作付けにまで影響があるのでしっかりと収穫する事の大切さも実感する機会となりました。

追記
小麦畑の一部に石川さんの計らいで玉ねぎの苗を植えて頂きました!
これは、援農してくださった方にお土産でお渡し出来る様にとのことだそうです。
今までお一人で畑を守って下さって頂いていたのに、ほんの少し携わらせて頂いたらそれ以上のお返しをして下さろうとするお姿に頭が下がります。
小麦栽培を通じて小麦を育てるのはもちろんのことそれ以上に学びの多い事に感謝の気持ちが込み上げます。

経過観察

 

2017.12.3
前回の観察から1週間経ち、その後の小麦の成長確認しに畑に足を運びました。
日向で12-13cm、日陰で10cm位まで成長してました(^-^)
昨年は成長にバラツキがあり、定点観測しないと成長してるのかしていないのか判断に迷いましたが、今年は潘種前に畑を鎮圧して種を蒔く深さを揃えた事が大きく功を奏して成長が均一である事が伺えます!
今後の経過は分かりませんが、成長が揃っているという事は麦粒も均一に実ってくれる事が期待できます(^○^)
今後の成長を見守りたいと思います。

麦踏みローラー試運転

 

 

2017.12.24
霜が降り始まったので、そろそろ麦踏みの時期となりました。
今後の増産計画を進めるにあたり作付面積を増やす事が必須となっていきますので機械化を進めております。
そこで麦踏みも機械化する為に、小型の耕運機にローラーをつけ鎮圧の際にも使用したローラーを使い麦踏みを試してみました!

足で踏む事との差は今後の経過を確認しながらレポートして行きますが、麦踏みがなぜ必要かを考えた時に充分効果が得られるのではないかと推測されるので、今年はこの方法で麦踏みを進めていきます。

ちなみになぜ、麦踏みが必要かというと以下の2点が挙げられます。
■霜柱が立つ事で芽が地表に浮き出ないようにする。
■適度に芽に刺激を与える事でエチレンを発生させ茎を太く強くする。

試運転を終え、思いの外時間があったので中原の2反は、ついでに麦踏みを終わらせました!
その際、成長も確認すると葉が3枚(三葉期)をむかえ16cm程になってました!(^-^)
一本芽を抜いてよく確認してみると真ん中に桿(カン)が見えて来ていましたー
この桿が今後成長して麦粒がこの中から出て出穂となる事を最近知ったので、今後の観察でその様子も確認出来たらと思います!

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以上、2018年産小麦栽培レポートの前編をお送りしました。
畑担当2年目となった小麦増産プロジェクトリーダーのレポートはさらに細かなところまで掘り下げた内容となっており、臨場感をもってご覧いただけたのではないかと思います☆
後編もどうぞおたのしみに!

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小麦増産プロジェクト/2018年産活動報告【後編】


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