2018年産小麦の栽培レポート【後編】をお届けします。

麦踏み第1回

 

2018.1.7
新年明けましておめでとうございます!
年末に試運転を済ませていたローラーで第1回目の麦踏みをおこないました。
昨年は2反の畑を2日がかりで行った麦踏みも、午後から始めて約3時間程で終えることが出来ました!
機械化によりかなり効率が上がり体力的にも負担が軽減され今後の増反の際にも有効な事が実感できました(^o^)/
忙しい中、当会の会長も駆けつけて下さり援農下さいました!志々田会長お疲れ様でした!!

会員援農会・麦踏み第2回

 

 

 

2018.2.25
年明け早々に行った麦踏みに続き第2回目の麦踏みを会員の皆さんと共に行いました!(^o^)
本来であればもう少し早いタイミングで行う予定でしたが、天候に恵まれず予定より遅れての麦踏みとなりました。

前回ローラーを導入し効率化しましたが、会員の皆さんに古式豊かな作業を体験して頂きました。
麦踏みをしながらの除草作業は思いの外キツイ作業で、参加された皆さんは口を揃えてこんなに大変だとは思わなかったとおっしゃってました。
しかし、この様な地道な作業の積み重ねが大きな実りに繋がることを体験していただけたのではないかと思います。

うどんの会では、郷土料理であるうどんを通じて武蔵村山を発信する取り組みをしておりますが、そもそも郷土料理となるキッカケとなった小麦栽培も守ることで、風土も後世に伝えていけたらと取り組んでおります。
今後は会員以外の方にも体験していただける機会を企画し、市内外の方々に武蔵村山を知っていただけたらと考えております。
その際には、沢山の方のご参加をお待ちしております(^o^)/

ちょっと番外編ですが、小麦畑の片隅にジャガイモの植え付けも行いました。
こちらは援農下さった方にいずれ振る舞うために農園主の石川さんのお心遣いによるものです。
小麦作りを守り続けて下さってる事に加えそれ以外の事にも心を配って下さる石川さんのお姿には頭が下がります!

中耕作業

 

 

 

2018.3.25
昨年は、石川さんひとりの作業でしたが、今年は畑のハーレーダビッドソン(笑)をもう一台購入して頂いたので私も一緒に中耕作業を行いました!
中耕作業は、立地や作付けしたものによって目的は様々あるようですが、私達の小麦栽培においては、畝の間を耕す事により根を張りやすくすると共に除草する事が一番の目的です。
作物を育てる上で余分な雑草の除去は、作付けしたものに効率よく肥料を吸収して貰うためにとても大事な作業です。
雑草の除去はしてもしなくても作付けしたものはそれなりに育つものですが、先人の教えによると、良いものを収穫する上では欠かせない作業になる様です。なので、地味ではありますが除草作業は可能な限り実施して行きたいと思います。

この日、まだ先のことではあるものの出穂した粒を守ることを想定して、鳥害に備えて雀除けのテストも行いました。
水田でよく見かけるカカシと同じ目的で設置しますが、私達が師事する石川さんは基盤の作成から行い、数分ごとに非常ベルがなる電子カカシを自作してしまうのです!スゲー(*゚▽゚*)

出穂(しゅっすい)

 

 

2018.4.18
小麦くんこんにちは!
待ちに待っていた麦粒が桿の中からやっと顔を出しました(^o^)/
かつて、栽培に携わる以前にはこの草なんだろうと思っていましたが、やっと草と間違われない、いわゆる小麦らしい姿になりここまで世話してきた苦労が報われる瞬間です。
背丈は、80cmを超えたくらいまで伸びてきました。ここまで成長しても、播種前に圃場をしっかり鎮圧した効果で成長にバラツキがない事がしっかり確認できました。収穫まで、もうすこしかかりますが大きく粒を育んで行きたいと思います。

開花

 

 

2018.4.27
出穂から約10日が経ち花が咲きました!
「えっ!?花??」と思う方もいると思いますが、麦粒の1つ1つに付いている小さな白い物が小麦の花なんです。華やかとは程遠い花ですが、大切に育ててきた麦の花は、僕にとってはとても愛くるしい花です(*^^*)
背丈は110cm程になり、これから先は背丈が伸びるよりも粒を大きく膨らませて行く段階になります。

余談ですが、納屋にはまた新たな相棒が増えていました!どうやら今までのコンバインよりコンパクトなコンバインのようです。
もとより機械好きな僕にとって、またひとつ楽しみが増えました(^∇^)

こぼれ話

 

 

2018.5.7
今日は、農園主の石川さんのお宅にお邪魔しました。実際の畑仕事とは違いますが今後の作業予定を打ち合わせる為に伺がったわけです。
そしてその折に、標本を付けた成長記録を見せて頂きました!
何年も小麦栽培を続けてこられた石川さんにとっては身体に染み付いていることではあると思いますが、小麦増産プロジェクトを進めて行くにあたり後進の人に小麦栽培について説明する際に、より具体的に目で見ても分かるようにと形に残して下さっていたのです。

取り組みを一過性のもので終わらせない為にはとても大切な事で、今後村山うどんの会の活動を続けて行く上でとても大切な事なのに、正直私は目の前の事に精一杯でそこまで思いを至らせる事は出来て居ませんでした・・・(汗)
農作業以外にもまたひとつ石川さんに学ばせて頂きました。ありがとうございます(*^^*)

経過観察

 

 

 

2018.5.16
随分と麦粒がふっくらしてきました。
昨年よりとても粒が大きく感じます。今年は昨年よりも収穫量が期待できそうな予感がします!
粒が実ってくると心配なのは鳥害でして、昨年までは網を掛けて麦粒を守って来たのですが今年は、増反に向けて手間を減らす取り組みを考えており設置しませんでした。そこで今年活躍してくれているのがトンビ風の凧。想像を超える効果を発揮してくれて、このカカシの側は被害がありませんでした!

ですが別の心配ごとが・・・
実りが大きいとそれだけ倒伏の恐れも増える要因になるわけで、既に倒伏している箇所が何箇所かで見受けられました。(汗)
今年は、倒伏させない為の栽培にも気を配って育ててきたのですが、それでも気候やその他諸々が起因して倒伏してしまうのは仕方ないことなのかもしれません。こうなると手刈りでの収穫となる為、収穫時が思いやられます;;

援農された方にお土産で持って帰ってもらう玉ねぎもしっかり育っていました!
というわけで、収穫が大変そうなので沢山の方の援農をお待ちしております!!(笑)

経過観察

 

 

2018.5.26
前回より10日経過して穂先が色付いてきました。
茎がまだかなり青いのでもう少し収穫までかかりそうです。収穫の時期の見定めは、色んな手段があるそうで、今日の段階で言うと穂先は小麦色に変わってきましたが、茎が青いのでお日様から粒に養分を送る役目をまだ残していると判断できるのだそうです。
この後、茎まで小麦色に変わるとお日様から養分を取る役目を終えた(枯れる)事になり収穫出来る段階まで育ったと判断するそうです。
その後粒に含まれる水分量により刈り取りの時期を判断するのですが目安は20%だそうです。

経過観察

 

 

2018.6.1
前回の時より1週間ほど経ちほぼ小麦色に姿を変えました!
いよいよと収穫の時期が近い付いてきたことを実感する瞬間です!(^o^)
そして、心配していた倒伏も少し拡大していました(汗)
しかし、しっかりと育っている様子は見て取れるので収穫時は少し苦労するかも知れませんが収穫の時期を楽しみに待ちます。

同じ日に播種した別の圃場は、まだ少し青い部分が残っていました。同じに育ててるの同じ様には育たないから不思議です。きっと原因はあるはずなので今後の課題として解決の糸口を探って行きたいと思います。

収穫祭【前編】

 

 

 

2018.6.3
沢山の会員と一般の方2名をお迎えして収穫祭を行いました!
今年は桜の開花も早かったですが小麦も例年より1週間早いタイミングで収穫時期を迎える事となりました。
この日村山うどんの会では、「麦秋を喰らう会」と銘打ち、会員の皆さんと収穫の喜びを分かち合う目的で収穫体験とバーベキューを楽しみました。
こちらでは、収穫体験に的を絞りレポートさせて貰います。

当日は30名近い参加者をお迎えし、農園主の石川さんといつもご協力下さる石川さんの同級生の大貫さんのご指導のもと麦刈りを体験して貰いました。倒伏した小麦を中心に作業してもらったのですが人数が多いとあっという間に2畝ほどの刈り取りが終わってしまい参加された方の中には物足りなく感じた人もいた様子でした。
収穫体験が終わったので、後編の懇親会レポートに続きます!

収穫祭【後編】

 

 

 

2018.6.3
収穫体験を終えていよいよお楽しみの懇親会です!(*^^*)
志々田会長の挨拶に続き、田代相談役の乾杯の発声で宴席スタート。
田代相談役のお話の中では、武蔵村山を広く知ってもらうのには日本だけにとどまらず世界にも目を向けていかないと小さくまとまってしまう、なのでまずはハワイにうどん店を出店したい!という大きな目標が掲げられました!スゴイ(*≧∀≦*)
そんな景気のいい掛け声もあって、参加された皆さんが思い思いに武蔵村山談義、小麦談義に花を咲かせ、収穫の喜びを分かち合いました。

宴席後には、お土産として小麦畑の片隅で育てて来た玉ねぎとジャガイモを皆さんで収穫。お土産にお持ち帰り頂きました。
今後はさらに喜びを分かち合える仲間を増やすと共に、多くの人に武蔵村山産小麦のことを共有できる場を企画出来たら良いなぁと思う機会となりました。

会員店援農会

 

 

 

2018.6.4
今年も村山うどんの会会員うどん店の店主・女将さんたちに援農して頂きました!
昨年はコンバインで刈り取りきれなかった倒伏した分の小麦を収穫して頂きましたが、今年は1反増やした3反全ての収穫に協力して貰いました。
前半では、倒伏した小麦を刈り取りしてもらい、その後は会員店の大将達にもコンバインの操縦を習得していただいて収穫を進めました。うどん打ちが上手なのは当たり前ですが、コンバインの操作も秀逸でした!

以前のレポートでコンバインを増やした事はお伝えしましたが、そのコンバインを使い2台で収穫したので3反を1日で収穫することが出来ました。
途中今回導入したコンバインにトラブルも発生しましたが、そのトラブルさえもその場で対処して直してしまうという活躍ぶりには脱帽でした!
今後、ここで収穫した小麦を使って8月初旬には会員店にて地粉フェスタを開催する予定です。開催の際には、うどんの会が育んだ小麦で作ったうどんを是非食べにいらして下さい!

援農会サポーター

 

 

 

2018.6.4
援農会の様子は前回のレポートでお伝えしましたが、1日がかりの農作業でしたので作業の合間に食事の時間や休憩などの時間もあります。
その時間を支えて下さった方々のレポートもさせて頂きたいとおもいます。

前日に行われた収穫祭から引き続き2日間にわたり、藤本会長代行を中心に志々田会長の奥様と会員店女性メンバーには畑で食べる食事とは思えないようなお料理を用意してもらい、1日中かかる農作業を影から支えて貰いました!
疲れた身体を癒してくれるお食事とサポートほんとうにありがとうございました!!(o^^o)

天日干し・袋詰め

 

 

2018.7.13
収穫から約10日後、梅雨の合間をぬって石川さんが天日干しをして下さいました。
昨年より乾燥機を導入して今後の増産に備えた準備はしていたのですが、石川さん曰く、やはり天日干しすると甘みが増して美味しい小麦になるそうで、天気の良い日があるたびにむしろに広げて、収穫後も小麦のお世話をして下さったのでした。
この天日干しした粒を地粉フェスタにご提供下さるそうです(*^_^*)

そして、粒の選定も済み袋詰めも完了しました!
米袋で56袋、なんと今年は1,680キロの収穫となりました!今年の作付けは大成功と言って良い結果が出たとおもいます!
現在、製粉所に出荷し粉になって納品されるのを待っている所です。
いよいようどんになる日が近付いてきました。是非地粉フェスタにお越し頂きご賞味下さい(o^^o)

初打ち

 

 

2018.7.21
昨年10月から大切に育ててきた麦が やっとうどんになる日がきました!
6月初旬に刈り取った麦を、ひと月ほどかけて乾燥させ、7月10日に麦粒を製粉所へ持ち込んで製粉。
2日前の19日に届いたばかりの新粉を、いつも小麦談義に花を咲かせている村田講師と飯田講師のお二人が担当する手打ちうどん教室のグループで打ちました!
出来上がったうどんは村山地粉らしいとても色の濃いうどんで、小麦の味を濃厚に感じるものになっていました。
となりの白いうどん(香川県産「さぬきの夢」)と比べるとその違いがよく分かります。(o^^o)
8月3日(金)からは、会員うどん店にてこの地粉を使った「村山地粉フェスタ2018」が開催されますが、各店の店主がどんなうどんにしてくれるのか楽しみで仕方ありません。
丹精込めて育てた小麦を使ったうどんを食べ比べに来てください!


こぼれ話

 

 

2018.7.27
今日はいつもの小麦増産プロジェクトリーダーに代わって、広報からうどんに使う小麦粉のお話を少々。

村山地粉フェスタ2018の開催まであと1週間となりました。
ただいま各店大将・女将たちが試作に励んでおります。
このイベントは毎年開催しているのですが、うどん製麺についてご質問いただいて武蔵村山産小麦の配合率をお答えすると、よく言われるのが「100%じゃないんだ・・」です。

小麦は、品種の違いはもちろんですが、同じ品種でも栽培地域や育て方、収穫後の乾燥の仕方、製粉段階での挽き方によって、製麺したときの様子が違ってきます。
前年とすっかり同じに育てたとしても、その年の気候によっても違いが出てきます。

うどん店の大将・女将たちはそれぞれに「自店ならではの美味しさ」に対する考え方を持っていて、その味や色、食感を実現するために店で使う小麦粉を選ぶわけですが、必ずしも単一ブランドの小麦でうどんを打った方が美味しくなるということでもなく、実は数種類をブレンドすることでよりその店が目指す美味しさになることの方が多いのです。

地産地消や特徴の分りやすさという観点では武蔵村山産小麦100%で打つのもよいのですが、むしろ武蔵村山産小麦の特長が一番よい形で活きる配合を選ぶことで、より美味しくお召し上がりいただけることもあるわけです。

ちなみに。
「会員店というからには、武蔵村山産小麦の配合率も含めて会員店が使用する粉を統一し、全店で同じ商品を提供すべきでは」とのご意見をいただくこともあります。
確かに大型チェーン店のように「どの店舗で食べても同じおいしさ」という安心感はひとつのメリットになります。

でも村山うどんの会ではあえてそうはしていません。
それは、出汁やかえし(肉汁うどんなどのつけ汁のベース)も含めて、各店が考える「自店ならではの美味しさ」を尊重することで、むしろうどんという食べものの懐の深さ、楽しみ方の幅広さを、10店舗を超える店のそれぞれの美味しさを食べ歩き、食べ比べる楽しさを味わっていただきたい故の選択なのです。

今年の石川園の武蔵村山産農林61号は、色は蕎麦並みの黒さ、食感は粘り強め・弾力弱めな感じ。そして味は天日干し効果で香り高い☆

これを各店がどのように活かしたのかを味わうのも村山地粉フェスタの楽しみ方のひとつ。 約3週間、常に2店ずつが提供できるようスケジューリングしていますので、ぜひ食べ歩きをお楽しみくださいませ(*^^*)


収穫後の耕耘

 

 

2018.7.21
先日初打ち会のレポートを書きましたが、実はその日の早朝は耕運作業をしていました。
1枚目の写真は今年増反する為にお借りした2反の圃場で、数日前に石川さんが既に耕運作業を済ませておいて下さいました。とてもうつくしー!(*^o^*)

ということでこの日は昨年作付けした3反の耕耘だった訳ですが、1枚目と違うところがあります。
よーく目を凝らして見て貰えると分かると思うのですが、麦を刈り取った際にコンバインから排出された藁が混ざっています!

耕耘の目的は様々ありますが、我々は播種までの間に雑草を生やさない事と、藁を土に還すことで圃場を肥やして行くことを目的としています。
こうしてみると、播種して収穫したら終わりなのではなく、1年通してやることがたくさんあるんだなぁと農家さんの大変さを改めて感じるのでした。。



−−−−−−−−−−−−−−−

丹精込めて育てた小麦が粉になり、初打ちを迎えたところまでのレポートをアップいたしました。
近日、会員うどん店による「村山地粉フェスタ」が開催され、2018年産武蔵村山小麦栽培レポートはグランドフィナーレを迎えます!
引き続き小麦増産レポートをお楽しみに(^_-)b

↓↓↓ 2018年産小麦のここまでのレポートはこちらから ↓↓↓
小麦増産プロジェクト/2018年産活動報告【前編】


HOME > 活動報告 > 小麦増産プロジェクト > 2018年産活動報告【後編】


HOME お問い合わせ