2012年度出張手打ちうどん教室

2013年2月27日 武蔵村山市立第九小学校 手打ちうどん体験教室


今回は教室の時間をたっぷりとっていただいているので、
粉をふるうところからスタートです。
みんなでかわりばんこにふるいをトントン。
簡単そうに見えてもこれがなかなか難しい。
ごく稀に混じっている殻などの塵を取り除くとともに、
粉によく空気をふくませて仕込み水がまわりやすいようにするための
ふるい作業なので、細かめの網目を通して根気よくふるいます。


本業が忙しくて今回ひさしぶりに参加した講師のニッコリ顔。
子どもたちとのうどん打ちは、わたしたち講師にとっても
楽しいひとときです。


おそるおそる踏み出して、最初の一歩はそーっとやさしげに(^-^)
踏みしめる感覚に慣れてくると、だんだんに元気な踏み方になってきます。
あれ?向こうのチームからなにやら元気な声が聞こえてきましたよ。


こちらのチームでは全員で手拍子を打ちながら、声をそろえて
踏んだ回数を数えていました。
みんな満面の笑顔。とてもたのしそう(^-^)


講師チーム師範の捏ね作業実演中。
師範の手元ぎりぎりまで顔を近づけているコ、
つま先立ちで伸びあがるコ、自然と口数が少なくなり、
みんなの真剣な視線が集まります。

常に自分がやってみたい気持ちが逸る子どもたちだけれど、
長年積み重ねてきた圧倒的な熟練の手技は、子どもの目にも
ひとめみて胸に伝わるものがあるのだと思います。
自ら体験することはもちろん、こうして目で見て感じることも、
わたしたちが目指す“継承”だと思っています。


延しの段階からは力が要る作業になります。
小学校中学年くらいまでは、生地を広げて延すのは
作業台の高さのこともあってまだちょっと力が入れにくい。
棒に巻きつけた生地に上から体重を乗せるように力を込める打ち方が
メインになります。

まずはうどん打ちを楽しく体験すること。
子どもには子どもに合った作業工程があります。


切りの作業。
子どもたちがひととおり体験したあと、次はお母さんたち。
「やってみると結構難しいんですね〜!」
「家でちゃんと包丁使ってないのがバレちゃう(笑)」
お母さんたちも楽しそう。
麺切り包丁は片刃だし形状も独特だから、ご家庭での料理とは
勝手が違いますよね。難しくて当たり前なのです(^-^)

お母さんたち、本当によく気配り、気遣いをくださって、
てきぱき強力なサポートをしてくださいました。お見事なチーム力!
おかげで終始教室をスムーズに進めることができて感謝、感謝です。


教室に戻って「いただきまーす!」
時間はちょうどお昼時。踏んだり、延したり、たくさん体を動かしたから
お腹はぺこぺこ。
一気にうどんがなくなって、配膳を手伝ってくださっていた
お母さんたちの分がちょっとだけになってしまいましたけれど、
でもお母さんたちもうれしそう。

「お姉ちゃんのときにもうどん教室があって、下の子でもあるかなって
楽しみにしていたんですよ。開催してもらえてよかったです!」
と話してくださったお母さんもいらして。
やってよかったと、本当にうれしくなりました。


今回は、村山かてうどんの歴史などを学ぶ講習会もありました。
みんなならんで話を聞きます。
朝から午後一番まで長い時間だったけれど、みんな終始とても熱心に
取り組んでくれました。どうもありがとう。

はじまりの会の挨拶で師範が「村山うどんの会では他でもうどん教室を
やっているので、今日うどんを打って、そしてまた大きくなったら
そちらの教室にもきてくださいね。」と話していました。
中学生になったらまた、村山うどんの会の「めんくい教室」で会えるといいな。

*****
これで2012年度の手打ちうどん教室がすべて終了しました。
定例のめんくい教室から小中学校・地域団体での体験教室、市外に
出向いての出張教室もありました。
講師、スタッフともにたくさんの出会いに恵まれ、どの回も本当に
楽しくみなさんとうどんを打たせていただくことができました。

ご参加くださったみなさま、関係者のみなさま、1年間どうもありがとう
ございました。またご縁があることを楽しみにしております。

2013年2月18日・19日 武蔵村山市立第十小学校 手打ちうどん体験教室


今期開催の市内小中学校手打ちうどん体験教室でいちばんくらいの
元気っぷりな子どもたちが集合!
各日程70名ずつでのにぎやかなうどん打ちです。
早く手を動かしたくてワクワクうずうずだけれど、大切なお話は
みんな静かにきちんと聞きます。


この踏み込み、すばらしい!(^-^)☆
村山かてうどんの生地は加水量(粉に混ぜ合せる塩水の量)が少なめ。
硬めの生地は大人でも簡単には延びないけれど、ちいさな体全部を使って
よいしょ、よいしょとめん棒を動かします。頼もしい姿ですね。


今回ステキだなーと思ったのは、講師や他の子の作業中も、
そのとき作業中の人の手元をみんな真剣に見つめていたこと。
だから自分の番になるとスムーズに作業ができちゃったりする。
自分の目で見て覚えるって、とても大切なことだと思います。

ちなみにこちらのチームはこの日いちばんの盛り上がりで(笑)、
テンションが上がった女のコたちの歌をくちずさむ声が聞こえたり、
講師の延しのお手本中、すかし打ちの“ぱんっ”という音に全員そろって
「おぉ〜〜〜っ!!」の歓声があがったり。
うどん打ちを心から楽しんでくれている様子に、思わず笑みがもれてしまう
わたくしなのでした(*^-^*)


長さ90cmあるめん棒は子どもにはちょっと扱いずらいけれど
みんな器用にこなしていました。
未来のうどん人、延す姿がなかなかサマになっていますよ(^-^)


村山うどんの会体験教室名物の二人羽織!
指先のケガを防ぐために“猫の手”にした子どもの左手をさらに上から
講師が握り、一緒に握る包丁に「えいっ」と力を込めます。


お待ちかねの食事タイム♪
一斉に箸がのびます。ながーいうどん、つるつるとみんなの口の中へ。
今回の教室は午後からのスタートだったからみんな給食を食べた後
だったのだけれど、うどんは別腹らしい様子(笑)

自分で打ったうどんを、この日の教室をお手伝いくださったお母さんたちと
いっしょにほおばる姿に、講師たちの顔もゆるみっぱなしでしたよ(^-^)
みんな、たのしいひとときをすごさせてくれてどうもありがとうでした(^-^)


番外編。
準備が終わって子どもさんたちをお迎えする前のワン・シーン。
「まいどっ!」だったり「お久しぶり〜」だったりの講師たちが談笑中。
盛りあがり中の話題はもちろん、うどん談議です(笑)

秋から冬にかけては市内小中学校で行う体験教室のピーク期間で、
たくさんの学校に出向かせていただきました。

講師の人手もかなりの数が必要だったのですが、武蔵村山のうどん店主さんや
会の講師たちも師事してきた村山うどんの巨匠の方々たちが快くご協力
くださって、おかげさまで十分な体制で運営することができています。

武蔵村山で生まれ、たくさんの人たちが関わって育て、広めてきた
「村山かてうどん」。これからもこうしてみなさまとともに守っていけたらと
強く思います。

2013年2月9日 武蔵村山市立第四中学校区「食育・調理講習会」

今回はいつもの藤本に代わって、村山うどんの会副会長の波多野が
撮影&レポートを担当しました!
うどん打ち特訓を経て、うどん人としてさらなる進化を遂げた波多野の
うどんっぷりあふれるレポートをどうぞお楽しみください(^-^)

*****


うどん教室の「はじまりはじまり〜♪」
ちょっとした緊張感と楽しさが混ざり合っています。
村山うどんの会のTシャツも光ります。


重さが足りないので2人がかりで「ふみふみふみふみ〜♪」
バランスを取りながらリズミカルに踏んでいきます。
2人分の気持ちも入る踏み方です。


菊練り。「まるまるまるまる〜♪」
うどん初心者が作っていく過程の中で
一番難しいな〜と思う部分です(某副会長談)。


「のしのしφ(..)メモメモ〜♪」
このうどん教室への意気込みが伝わってくる1枚です。
ご自宅で美味しいうどんを作ってくださいね〜。


なんだかんだ言ったって、食べるときはみんな笑顔!
「ニコニコニコニコ〜♪」
力作ですよ!



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